新郎、新婦様、おめでとうございます。
僭越とは思いますが、
ご指名なので一言ご挨拶したいと思います。
私は、日本語が好きです。
日本語の持つ響きが好きです。
ただ、残念なことに、
最近、沢山の言葉が失われきたと思う事がよくあります。
私は、言葉が乱れてきたという気はありません。
ただ、その失われた言葉の中に私達が失ってきた大切な事が隠されている
ように思えるのです。
例えば、絆(きずな)、縁(えん)、いたわり。いとおしむ。義理。人情。
情け。ねぎらう心。慕うという事。
孝養。貞節。信義。誠実。実直。真面目。
真心。意地。操。潔癖。純真。無垢。節度。立場。男気。
恥、そして、名誉。親の恩。気品。気高さ。
しとやか。つつましく。恥じらい。
こういう言葉が段々に聞かれなくなってきたように思えるのです。
中でも、私は、絆という言葉が大切だと思います。
また、弊社の会長は縁という言葉をよく口にします。
親と子、兄弟、夫婦の絆を大切にし、人と人との縁を大事にすれば、
自ずと幸せになれる。
お互いを思いやり、いたわり合う心、それさえあれば、たとえ多少の
波風が立とうとも乗り越えることができる。
考えてみれば、私の父や母は、そう私を教え諭してきてくれました。
ところが気がついてみると
段々と、私達は、そう言う言葉を使わなくなってしまった。
挨拶さえ交わさなくなりつつあるのです。
言葉どころか話さえしなくなってきたような気がします。
ニート、ひきこもりの原因は、そう言うところにあるようにすら思えます。
私は、最近、言葉の有り難さをしみじみと感じるようになってきました。
一言、ありがとうと言えばずいぶん違うのにと思うことがよくあります。
何気ないと言葉や気配り、そこにこめられた思い。それが大切な気がします。
私は、何も難しいことを言おうとは思いません。
私は、日本人です。日本の言葉を大切にしたいのです。
私の父や母が、日々、伝えてきてくれた言葉をかみしめ。
それを大切にして。
それを実行していくだけで、幸せになれると私は、信じます。
新郎、新婦様。
家族の絆を大切にして、親に孝養を尽くし、
お互いを思いやる気持ちを大切にして、
末永く仲良く暮らしてください。
私の言いたいことはただそれだけです。
簡単ではありますが私の祝辞としたいと思います。
新郎、新婦様。
おめでとうございます。
2007年 社内結婚での挨拶スピーチ
LPガスの総合商社
富士ツバメ株式会社